第2話 竜の家族!

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まあ、あれを生で食べる事が平気なドラゴンのオスの嫁になるのは嫌だし。彼乱暴そうだから交わるのも嫌なの…… だって私の死んだお父様は、大変に優しいお方で、威圧的な振る舞いもしないし。普通に町で仕事をしていたよ。だから亜人達とも上手くやっていたぐらいだから。 そんなお父様を幼少の頃より見ていた私だからね。尚更、荒々しいドラゴンのオスよりも。亜人……それも死んだお父様のような優しい殿方がいいの。 ……でもね、ちょっと無理かな? だって私のドラゴンの能力は、武に秀でた能力なのよ。 だから、お父様が亡くなった後に、この地と……私達メスを求めて、オスのドラゴンが来襲してきた事、多々あるの。 でもね、その都度私が、オスのドラゴンを追い返してやったの、それも力ずくで…… まあ、こんな感じで、前にも述べた通り、本当に男勝りの、勇ましい私自身ですから。中々本気で好きになってくれる殿方などいないと思うのよ。現実的には。だから妹のリムには、私なりの意見を述べた。
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