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はるか昔、地上には火の力を持つカジン(女)率いる虎族に支配されていた。
横暴な虎族の支配に心を痛めた神の子(ファヌン)は地上に降り立ち、人々が平和に暮らす国、チュシン国を創る。しかし国を奪われたと感じたカジンはチュシンの民を襲う。
ファヌンは争いをなくすためにカジンから火の力を奪い熊族の女戦士セオに与える。火の力は朱雀となってセオに宿った。やがてファヌンの子(神)を身ごもる。密かにファヌンに憧れていたカジンはこのことに嫉妬しセオを襲うが、
戦いの中で生まれた子供を守ろうとするあまりセオは自らの力を制御しきれなくなり朱雀が黒朱雀になり暴走を始める。
その場に駆けつけたファヌンは、やむなく青龍(雲を司る東の方角)、白虎(風を司る西の方角)、玄武(雨を司る北の方角)の三神で朱雀(火を司る南の方角)を倒そうとするが果たせず、ファヌンは自ら愛するセオを討つ。
そしてファヌンは朱雀、青龍、白虎、玄武の四神を封印しやがて真にチュシンの王となるべき人物が誕生した際に四つの神記が目覚め王はそれを発見して封印を解くだろうと天に昇った。
時に紀元前15世紀の事。
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