7対7

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「なっ…!?」 彼の手元に残ったのは、仲間外れの道化がひとり。 「ふふ、やりました」 「お前どうやって見抜いた!?」 「貴方様が猟奇的な目をなさらなかった方を引いただけです」 「いやどんな目だ」 はー…と彼はジョーカーを机に放り、天を仰いだ。 「まあ、あれこれ言ってもしょうがねえ。俺の負けだ」 「俗遊戯でも盛り上がるものですね」 「心理ついた奴が何を言うか。…で?お前は何を望む」 「そう…ですね」 彼女は席を立つと、彼の耳元にそっと顔を寄せる。息継ぎの音が聞こえた。 「…三日間は駄目ですが二日ならいいですよ」 「………お前エスパーか?」 彼の瞳がまた獣じみて、口元だけで軽く笑うと彼女の胸元を掴んで引き寄せた。
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