地味子ちゃんが故障して困っていたコピー機を直してくれた!

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以前によく研究所で使っていたコピー機はこれほどの機能はなく大型でもなかったので、自分で直せたが、最近の大型機は便利だがブラックボックス化していて一旦トラブルが起こると簡単に直せなくなっている。 そこへ黒縁のメガネをかけた小柄な女子社員がコピーをするために入室して来た。 「どうしました?」 「紙詰まりで、詰まった紙を取り除いても復帰しない。明日一番で必要な資料なので困っている」 「私が見ましょうか? 私も結構紙詰まりのトラブルに合っていますので」 「見てくれる?」 女子社員は扉を開けていろいろな部位をチェックしている。あんなところもチェックするのかという箇所も見ている。 「紙が一枚残っていました。これでおそらく大丈夫です」 扉を閉じると復帰した。大したもんだ。 「ありがとう助かった。すぐに印刷は終わるから」 「でもちょっと待って下さい。資料の日付が目に入ってしまいましたが、明日の資料ならこの日付は間違っていませんか?」 「ええ・・・」 そうだ、プロジェクトの打合せの日が変更になったのを修正していなかった。室長に説明したが、二人とも気づかずに見落としていた。こういうことはたまにある。 「ありがとう 。すぐ原稿を修正してくるから、先にコピーしていて下さい」 「じゃあ、コピーさせていただきます」     
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