手に負えない恋の病

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「沙羅が嫌がること、俺はしないよ」 「うっ……うん」 自分に自信が持てれば少しは恥ずかしさを克服できるのかな。 初めての恋は戸惑うことばっかり。 でもこうやってちょっとずつ大人に近づいていくのかな、私たち。 不安そうに見えたのかな、悠君は髪を撫でてくれた。 「沙羅のこと、うんと大事にするんだ」 返事ができないかわりに、悠君の胸に顔を埋めた。
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