猫の額で

初めまして、猫の額

うるっとしながら、終盤へ突入。

「あなたは主婦業あんまり得意じゃないから、
せめて節約頑張りなさい。
それから、小さくても庭があるんだから、畑しなさい」

は、畑ですか？

「野菜作って、その分しっかり買い物で節約して、
お金貯めて、旦那さんに褒めてもらって、大事にしてもらいなさいね」

なんて強引な繋ぎ方！

褒めてもらってとか、子どもか！

噴きました。
泣き笑いしながら、母の手紙は、こっそり引き出しの奥へ。

旦那には見せられません。
母からの極秘指令ですからね。

とかいう顛末があったせいだったかどうなんだか、
形式上、母の言い付け通り、家庭菜園を始める方向へ。
わりと日当たりの良い庭なので、野菜を作ってみようかなー、
とか、思っちゃったんですね。
まあ、頑張っても猫の額二枚分(旦那談)。
やってみるか。

ホームセンターに行けば何でも揃う時代は既に到来済み、
家庭菜園指南のテレビも雑誌もあるし。

はい、軽く考えてました。

あの現象が起きる前は……。