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３日ほどは何事もなく、順調に過ぎました。
表面上は。
4日目ぐらいの朝の事。
さすがにこれは知ってるヤツですね、
『アブラムシ』
小学校の理科とかで、どアップの写真とか見ました。
だから知ってますよーだ。
正体わかれば怖くないしねっ。
見た目の怖さもないしねっ。
ちっさいやつがチョロっとやって来て、
ちまっとくっついてたところで、大した害はあるまい。
とか、寛大な事を思ってたんです。
初心者だし。
虫も殺せない優しい女…もとい、虫怖いし。
更に２日後。
最初の後悔。
この頃のブロッコリーは、10本ともかなりすくすく育っていて、超お買い得感満載。
収穫の期待膨らむ毎日……。
からの、『アブラムシ大増殖』
成長点周辺にびっしり。
ほぼ全部の苗がアブラムシに蹂躙されていました。
さすがにこれだけの数が居るってことは、
アブラムシにとって、ここが素敵な場所なのだと、おバカな私も気づきます。
ええい、どけどけえぃ、頭が高いわあああ！
シャワーの口が付いたホースで水を、
ブシャー！
全力放水の甲斐あってか、アブラムシ壊滅。
さらば、アブラムシよ。
闘い済んで日が暮れた翌日。
朝から絶叫しました。
お帰りなさい、アブラムシ。
どこから こんだけ、アブラムシ……。
綺麗さっぱり元通り。
いやぁ…！
こんな、こんなはずじゃないいいい！
でも。
まだ本当の恐怖にはほど遠いのよ、あなた。
いや、私か。
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