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「あははっ、急に痩せれるはずないじゃーん。これから美保ちゃんには運動と食事の両面から厳しく管理して、ダイエットしてもらうから。美保ちゃんのこれまでの生活、ぜーんぶ改善しないとね。食事はカロリーとりすぎだし、夜中にお菓子のバカ食いとかありえないし、運動もぜーんぜんしてないし」
「ひっ!! なんでそれを!?」
「あったりまえじゃーん! 僕、神様なんだよ?
それぐらい、お・み・と・お・し♪」
神様が舌をペロッと出したりするだろうか。なんなんだ、この目の前の可愛い生き物は。人間にしか見えないけど、でもなんか違うような気もする。
神様はやたら可愛い斜めがけの、ここに何が入んの?ってぐらい小っちゃいバッグから、紙を取り出した。
「はい、これ。お家帰ったらよぉーく読んで実践するように!
で、明日はここに朝6時集合だからね」
勝手に決めると神様はまた拝殿の中へと戻り、
「じゃーねぇー」
手を振ると、扉をガラガラーッと閉めた。
えぇっ!?
えーーーーーーっっ!?
マジ、か。
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