ダイエットの神様はドSスパルタイケメン王子でした!

7/21
前へ
/21ページ
次へ
 「あははっ、急に痩せれるはずないじゃーん。これから美保ちゃんには運動と食事の両面から厳しく管理して、ダイエットしてもらうから。美保ちゃんのこれまでの生活、ぜーんぶ改善しないとね。食事はカロリーとりすぎだし、夜中にお菓子のバカ食いとかありえないし、運動もぜーんぜんしてないし」  「ひっ!! なんでそれを!?」  「あったりまえじゃーん! 僕、神様なんだよ?   それぐらい、お・み・と・お・し♪」  神様が舌をペロッと出したりするだろうか。なんなんだ、この目の前の可愛い生き物は。人間にしか見えないけど、でもなんか違うような気もする。  神様はやたら可愛い斜めがけの、ここに何が入んの?ってぐらい小っちゃいバッグから、紙を取り出した。  「はい、これ。お家帰ったらよぉーく読んで実践するように!   で、明日はここに朝6時集合だからね」  勝手に決めると神様はまた拝殿の中へと戻り、  「じゃーねぇー」  手を振ると、扉をガラガラーッと閉めた。  えぇっ!?  えーーーーーーっっ!?  マジ、か。
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

63人が本棚に入れています
本棚に追加