藤崎親子。

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「クローバー社? あら、なら河合さんの代わりの方ね。 何度か河合さんとは、幼稚園のお迎えで 会ってるから知っているの」 そう話しかけてくれた。 「そうなんですか。 これからは、私が代わりにお迎えをする事に なると思いますのでよろしくお願いします」 頭を下げて挨拶した。 「こちらこそ。 フフッ…睦月君のパパが担当なんてラッキーよね。 ママさん達に人気が高いのよ」 そう言って教えてくれた。 確かに先生と迎えに行った時も ママさん達が先生を見ていた。 あんなにカッコいいのだから 当然なのかもしれないけど…。 「確かに素敵ですものね」 「もちろん。それもあるわ でも、少し近寄りがたい所あるじゃない? 見た目は、怖そうというかロック系というか……」 少し言いにくそうに話してくれる 拓馬君のママさんだった。 言いたい事は、分からなくもない。 確かに一見怖そうというか 近寄りがたい雰囲気があった。 下手に話しかけたら睨まれそうな 実際に睨まれたら怖かったし
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