藤崎親子。

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「遅かったな?」 「あの…申し訳ありませんでした。 遅くなったり……色々と」 ビクビクしながら謝罪する。 怖い……。 だが先生は、 「気にするな。仕事で行き詰まる時は、 大体あんな感じだ。 それより、せっかくだから夕飯を食っていけ」 そう言ってくれた。 えっ? 夕食に招待してもらえた。 「いいのですか?私がご一緒しても」 嬉しいけど、申し訳ない気持ちになった。 「別にいらないなら、食わんでもいいぞ」 「いえ、た、食べさせて下さい」 慌てて訂正した。 まさかのお誘いに驚いてしまったけど嬉しい。 食べないと損だ。
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