656人が本棚に入れています
本棚に追加
「睦月君。励まそうとしてくれてるの?」
そう質問してみた。
そうするとこちらを見るとコクリと頷いてくれる。
やっぱりそうなんだ。
「……ありがとう。睦月君」
私もムギュッと抱き締め返した。
素直に嬉しかった。
結局まともに話を聞いてもらえず
帰る事になった。
うぅ……手強い。
睦月君とは、上手くやれそうな気は、するけど
先生は、大人だからなかなか難しい。
自宅のアパートに帰るとベッドにダイブする。
転がりながら今日のあった事を反省していた。
次は、失敗せずに上手くやりたい。
翌日、会社に行くと
部署に河合先輩が編集長と話をしていた。
「あ、河合先輩じゃないですか!?
おはようございます。
編集長もおはようございます」
「やぁ、おはよう。どうだい?
蓮見先生の担当になって、ちゃんとやっているか?」
優しい口調で笑いかけてくれた。
最初のコメントを投稿しよう!