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蒼さんに促された私は言われるがまま散歩に出ることにした。
散歩なのだけど、一応警察官なので警らのパトロールと自分に言い聞かせて…
「さて、どうしようかな。どの辺り行こうかな。」
なんて考えて居ると横に居た小鉄がトコトコ歩き出した。
ある程度進んだ所で振り返り私に向かって「ニャー」と鳴く
「小鉄どうしたの?付いて来いって言ってるのかな?」
「ニャー」
と小鉄は答え、トコトコと歩きだす
「猫に付いて行く散歩(一応パトロール)か…なんか面白そう」
そして私は小鉄の後を歩き出した
しばらくして私は少し後悔し始めた…
かれこれ一時間も歩いている…
学生時代は帰宅部で遊び回ってた運動不足の私にはとてもキツい…
小鉄は時々こちらを振り返りめんどくさそうに「ニャー」と低い声で鳴く
早く来いって言っているように感じる
「ごめんね。小鉄。もう少しペース落として…」
私は猫に何をお願いしているのだろうか…
情けなくなって来た
そうこうしていると小鉄が神社の境内に入って行った。
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