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その後、小鉄とのパトロール(散歩)は2時間ばかり続き、私はヘトヘトになりながら出張所へとたどり着いた。
「お疲れ様。随分長いパトロールだったね。小鉄とも仲良くなれたかな?」
っと、つららさんが、冷たい緑茶を入れて持ってきてくれた。
それを私は一気に飲み干し、
「ぶはぁ~。美味しい~。」
っと言った後に
「散々歩かされましたよ。小鉄ちゃんはスタスタと先に進むし、見失わない様にするだけで必死でしたよ…」
するとつららさんが、
「話とかしなかったの?」
っと、突拍子の無い事を聞いてくるものだから、私は苦笑いしながら
「猫と話ですか?ニャーニャー言ってるのを聞いてただけですよ。っていうか話て」
そう答えると、つららさんがきょとんとした顔で私を見る。
それにつられて私もつららさんをきょとんとした顔で見返す
二人の間に?マークがたくさん出ている状態となる。
「小鉄、桜ちゃんが言ってる事は本当?」
その問いに小鉄は、
「ニャーニャー」と鳴くだけだ
私の苦笑いが止まらない…
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