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栗色の長い髪に身長160位の女・愛(あい)は、目を醒ますとベッドに仰向けに寝ていた。一人の白衣を着た男が、仰向けに寝ている愛に話しかけてきた。
男「やっと目を醒ましましたね。ふう、良かった。」
男は、微笑みながら愛に話しかけていた。
愛「ここはどこ?私は誰?って、これは記憶喪失になった時の定番の台詞ね。で、あなたは誰?」
男「ここは、大学の研究室です。あなたの名前は愛。で、私はあなたのファンの一人です。早速ですが、これからあなたに、神の星・テラスまでソーメンを運搬してもらいます。」
愛「は?ソーメン?神の星?」
男「はい。今、この宇宙では、地球のソーメンが流行っています。今回は、神の星と呼ばれる惑星・テラスまで、あなたに宇宙船・マリア号でソーメンを運搬してもらいます。あなたは、宇宙船・マリア号のキャプテンです。」
愛「は?私がキャプテン?」
男「では、さっそく、そこの戦闘服に着替えて下さい。着替え終わったら、声をかけて下さい。」
そう言って、男はカーテンを閉めた。
愛「訳分かんないんだけど。」
記憶のない愛は、とりあえず男の言われたとおり着替え始めた。
愛「着替えたよって、これ、メイド服じゃない!!何が戦闘服よ!!」
男「おお!!さすが愛さん!!何を着ても似合いますね。では、行きましょう。マリア号へ。」
船舶場では、若いイケメンの男・ショウと、色黒の熱血漢て感じの男・マサ、綺麗系の長い金髪の女・サキの3人が立っていた。3人とも上下青色で、白のラインが入った戦闘服を着ていた。
男「この3人は、あなたの部下で、一緒に神の星・テラスまでソーメンを運搬してもらう、ショウ、マサ、サキです。では、今から早速出発して下さい。」
愛「ちょ、ちょっと!!いきなり?」
男「テラスに着いたら、ソーメンと引き換えにテラスの実を積み込むのを忘れないで下さいね、では。」
男はそう言って、船舶場から去って行った。
愛「はあ?テラスの実?訳分かんないんですけど。」
ショウ・マサ「愛艦長!!よろしくお願いします!!」
サキ「愛艦長、よろしくお願いします!!メイド服、素敵です!!」
3人は頭を下げて礼をし、愛に挨拶をした。愛は3秒ほど、呆然としてしまった。
愛「・・・・よ、よろしくね。」
愛はそう言って、その3人とともに、マリア号の中へ入って行った。
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