決意

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私の名前は加賀 守(カガ マモル) 何を隠そう召還士だ 平安時代から続く 由緒ある?召還家庭だ 代々、妖怪や魔物を相手に戦ってきた 今日は大学を無事に卒業したことを祖母に報告する日 召還士といえども学問は大事だということで勉強は頑張ってきたつもりだ もちろん大学を卒業すれば社会にでて立派に?魔物と戦わなければならない うーむ!緊張する。祖母と会うのは久しぶりだ 祖母は今だに現役で召還士でバリバリしている 威厳もすごい 私なんて眼光むけられただけでキャンと大人しくなってしまう でも負けてられない そう!今日こそ言うぞ 召還士なんて時代遅れだ 事実 最近 魔物の数が激減している 年に1回でるかでないかだ そのために日々きついトレーニングするのは苦痛だ それより私はやりたいことがある そう 「サラリーマンになって世の中の役に立ちたい」 これを祖母に言わなければ でも緊張する、正直ちびりそうだ。 今、私は祖母の大邸宅の一室にいる。とてつもなく広い部屋 高そうな壷、かけじく、鮭をくわえた熊 熊も私の方をみている気がする これだけでちびりそうだ、いやちょっとでてるかも。 その時である ドン、ドンと音を立て、いかにも威厳のある足跡が近づいてくる 「そ、祖母だ、はぁ、言うしかない、頑張れ俺」
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