ツンの殺人計画はシンプルなようです

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67. (;^ω^)(ん? あ、あれはツンの車だお!) 運転席にクー、助手席のツンの姿が見える。内藤は反射的に身を伏せ、姿を隠した。 ζ(///ζ「こ、こんなとこでクンニはらめぇ! 運転手さんが見てるよぉ」 (;^ω^)「バカ! そうじゃないお」 幸い向こうはこっちに気付かなかったが、ある落し物をしていった。 すれ違いの寸前にトランクから落ちた何か大きなものがバウンドし、 内藤とデレの乗るタクシーのフロントガラスに突っ込んだ。 ツンはトランクをちゃんと閉めていなかったのだ。 そこに突っ込んだまま忘れていたお隣さんの息子のせいだ。 死体の腹に腐敗ガスが溜まって風船のように膨らみ、トランクの蓋を押し上げてしまった為である。 フロントガラスに死体が突き刺さったままタクシーは迷走し、 セルフサービスのガソリンスタンドに突っ込んだ。
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