ツンの殺人計画はシンプルなようです

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68. タクシーはスタンドの給油装置に突っ込んで停止した。 ガソリンがそこらじゅうから噴き出して雨みたいに降り注ぐ。 内藤はドアを開けて逃げようとしたが、パニックを起こしたデレが離してくれない。 ζ(゚o ゚*ζ「ギャー! 死ぬー、死ぬー!」 (;^ω^)「バカ、抱き付くな、逃げられないお!」 ζ(゚o ゚*ζ「ギャーギャーギャー」 ( ^ω^)「あ」 ドアの灰皿に乗せておいた煙草がぽろりと落ちた。 ―――――――――――――――――――――――――――― ツンは口を開けたまま、後方で火山が噴火したみたいな爆炎が天を突くのを見ていた。 ξ ゚⊿゚)ξ「あわ、あわわわ」
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