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36.
やはり返事はなかった。
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次の日の夕方。
ショボンは雑木林とドブ川に挟まれた、寂しい道にやってきた。
(´・ω・`)(どこのどいつだか知らんがもう許せないぞ。ここで待ち構えてボコボコにしてやる)
学校と家を繋ぐ道で、人気がまったくなくなるのはここしかない。
それに雑木林なら隠れることも容易いだろう。
ショボンは林に入り、草むらに座って時間を潰した。
眼を閉じ、改めて父親の言葉を思い出す。
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( ゚∀゚)「もしもお前が殴られたくないのなら、お前は相手と同じ力を持たねばならない」
(´・ω・`)「うん、わかった」
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