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10.
父親は拳を軽く握ってショボンの目の前に差し出した。
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( ゚∀゚)「もしもお前の目の前に悪い奴がいて、お前を殴ろうとしたとする」
(´・ω・`)「?」
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( ゚∀゚)「その時、お前を殴るかどうか決めるのは誰だ? お前か、相手か」
(´・ω・`)「そりゃあ、その悪い奴に決まってるよ」
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( ゚∀゚)「その通りだ。いいか、この一事こそが万事なのだ」
(´・ω・`)「何言ってんだかわかんないよ、父さん」
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( ゚∀゚)「いいか、お前が平和主義であろうと何だろうと、相手からすればまったく関係ない。
拳を握っているのは相手なんだから、殴るかどうかはそいつが決めることだ」
(´・ω・`)「当たり前のことだと思うけど……」
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( ゚∀゚)「その当たり前のことがわかってないバカがこの国にどれだけいると思う」
(´・ω・`)「???」
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( ゚∀゚)「暴力と対峙せねばならない時は必ず来る。俺の言うことを忘れるな」
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