134人が本棚に入れています
本棚に追加
デカゴリラが鼻息荒くつかみかかろうとしたときだった。
「何してるのマサル!」
声のした方を見ると、先ほどのおばあさんだった。
鼻を拭っていたティッシュをポイと投げ捨て駆けてくる。
デカゴリラは「やっべ、逃げっぞ!」と下僕に言うと、
「このガキが! 覚えてろよ! 絶対、痛い目にあわせてやるから!」
雛太に捨て台詞を吐いて逃げ去った。
――てゆーか、ガキにガキって言われる僕って一体……。
最初のコメントを投稿しよう!