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「もぉ、いつまで笑ってるのよ。」
教室を後にした私達は今一緒に並んで下校している。
斎賀くんが遅くなったからって私の家まで送ってくれるらしい。
女の子扱いに慣れていないせいかなんだか落ち着かないけどそれでも素直に嬉しい。
なのに斎賀くんたらさっきの私の雄叫びを思い出しては笑い転げている。
「だって、あのシチュエーションでギョエッはないだろ？ギョエッって…あーおかしい。」
そう言いながら目尻の涙を拭こうとするんだけどその手は私の手をがっしり掴んだままで。
なんと言うか…
照れる。
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