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第六十八話 セシリアVS海龍オウリュウ
~セシリア視点~
私と水龍は街で対峙している。
その理由は外を包囲していたドラゴンを私の母に倒されたからだ。
水龍はすぐにお前を倒して天龍の元に行くというので、私もすぐにレイの加勢に行きたかった為了承した。
この街の人達も全員避難しているようだし、被害はドラゴンのせいにしよう。
「お前をさっさと倒して戻らせてもらう」
そう言って、剣を構える。
「お前は龍化はしないのか?」
確か龍人はドラゴンに変身出来る筈だ。
「あれはあれでデメリットもあるんでな。本気の時にしか使わん」
まるで私には必要のないような言い方だな。
だが、それはそれで好都合だ。こいつがそう思っている時に私が倒す。
そうして私は手をかざす。
そして戦いは始まった。
風の龍級を放ち水龍の周りを囲む。
だが、水龍は自分の周りを水で囲み防ごうとする。
私はすぐに龍級を解除する。
無意味だと思ったらすぐに消さないと魔力の無駄だと母が言っていた。
「中々賢いな」
「母に教わったのでな」
私はそう言って次は火の龍級を放つ。
だが、相手は又しても水で囲もうとする。
それは予想済みだ。
私はすぐに風の龍級を放ち、更に火の威力をあげる。
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