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「まあ、お前がどうしようと私はすぐにお前を殺すだけだ」
そう言って龍化を解いて私に襲ってくる。
これじゃあ駄目だ。
龍化していないこいつにはダメージが入りにくい。
私はそれでも対処しないといけない為、風の超級で応戦する。
だがここで不自然な事が起きた。
セイリュウはそれを避けるが避けきれなかった。腕に少し当たり、地面に超級の一本の風の刃が落ちるのだが、その威力が地面をえぐるほどだ。
パワーとスピードが以前と桁違いすぎる。その威力にセイリュウも一度退いた。
「なんだその威力は」
「何だろうな」
私は答えない。
まさか精霊の加護はここまで凄いのか。流石にここまでは予想がつかなかったな。
しかしこの威力なら、人間の姿のあいつも十分倒せる。
そう思うとセイリュウは龍化する。
これならば先程思いついた作戦が使える筈だ。だがこれはシルフとの連携アが必要だが、セイリュウにばれる為喋るわけにはいかない。
だが、何故だろう。いける気がする。
「信じてるぞ」
「任せなさい」
通じたのかは分からないが信じるしかない。
私は、その場を走り、セイリュウに突撃する。
「今更何をしようと龍化した俺には効かん」
そう言って尻尾を振るってくる。
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