第七十話 レイロードVS天龍ウルガムナ

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 「俺の魔法は一人の方が使いやすいのが多いんです。だからお願いします」  ミラさんは困ったようにいて、タマの方を向いた。  俺はタマに目線でお願いした。  するとタマは分かったのか、ため息をついてミラさんの所に行った。  「ミラ、行くニャ」  「分かりました」  そう言って、タマとミラさんもどこかに行った。  これで二人きりになった。  「解せんな。なぜおまえはここで二人で戦わなかった?」  「そりゃあ、お前がどれだけの力があるか分からないだろ。ここで時間をかけて、あいつらが死んだらそれが一番最悪だ」  天龍はその返事に満足したらしい。  「中々賢いな。だがお前が死んだらそこで無駄だがな」  「そうだな。だから勝つ」  こいつの実力は先程の戦闘で分かった。  手加減したら俺が死ぬ。  俺は火を纏い天龍に攻める。  天龍も剣を構え俺に突撃する。  再び剣が重なりあう。  ......こいつ。どんな力してるんだよ。一応俺は火魔法を纏ってるんだぞ。  「お前は何故人族でありながらそれほどの力がある?」  天龍も俺が絶えている方が不思議なのかもしれない。  「夢を叶える為これまで頑張ってきたからな」  「夢とは?」  「最強になる為」  すると、天龍はそこで初めて微笑を浮かべた。     
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