第七十話 レイロードVS天龍ウルガムナ

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 「だが、こんな魔人とのハーフの俺は魔人には嫌われた。だけど龍人の奴らは違った。こんな俺も歓迎して仲間に加えてくれた。だからその仲間がやられたんだ。復讐しなければならない」  確かにこいつの言うことは、合っている所もある。確かにそのやられた奴の仇を取るのは間違ってない。だけど、  「関係ない人達を殺すのは違うだろう」  「人族がやったんだ。人族は皆殺しだ」  天龍は意見を変える気はないらしい。俺も意見を変える気はない。  だからあいつも本気を出しているんだ。  俺も出すとしよう。  「雷纏い」  俺がそう唱えると、身体に雷を纏う。  「.......なんその姿は」  俺の姿は雷魔法を纏い、白く輝いているだろう。それは以前見た為分かる。  「俺も本気を出したんだ。すぐに終わらせるぞ」  この纏いはそう長くは持たない。  「ああ。俺も手短めに終わらせるつもりだ」  今、天龍との本当の勝負が始まる。  
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