571人が本棚に入れています
本棚に追加
いや!助けてくださいよ!今のリリアは天龍より怖いですって!
俺は心の中で助けを呼ぶが通じるわけも無い。
目の前には鬼のリリアがいる。
「ミラさんとは付き合っている訳じゃないんだ」
俺は何とか言い訳を並べないとだめだと判断した。
「ミラさんとは?」
ここで俺はやらかしてしまった。今俺が他の人と付き合っていると言ったら逆効果だ。
「いや。何でもないです」
「よくもまあ私が闘技場で優勝した報告して先生に喜んで貰おうと思ってたのにね。まさか先生がいるだけじゃなくて、獣人の人とまあイチャイチャと」
そこで俺は何も言い返す事が出来ず額に冷や汗が出てきた。
「ぎゃああああああ!」
俺の悲鳴と共に今回はチャラになった。悲鳴と共にセシリアが帰ってきた。
「これはこっぴどくやられたな」
俺は頬が真っ赤になっているだろう。ものすごく痛い。
それから改めて俺は言った。
「リリア。セシリアおかえり」
「「ただいま」」
二人は笑顔でそう言うのだった。
それから三人で今までどうしていたのか聞いた。
最初のコメントを投稿しよう!