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何気にセシリアが一番俺にとってきつい。そんなにも俺を信用してくれるなんて。
「えーと。それじゃあミレイアさんは俺が何人も彼女がいるけど反対しないんですか?」
「ああ。こいつに彼氏が出来るだけで奇跡のようだしな。幸せにしてくれるならそれでいいよ」
そんなかんじで親との面会はあっさりしたものだった。
それから俺達は天龍達がいるであろう場所に向かった。
これから鍛治職人がいる場所に向かうのだ。剣を作ってもらうとして、天龍の鱗を素材にしてもらおうと思った。
なのでそこにセシリアとリリアとタマで向かう。
ミレイヤさんは俺が勇者が生きている話をしたら、唖然として急いで勇者がいる場所に向かった。
なのでこのメンバーで向かったのだが、何やら天龍が死んで一応監獄に置いておくことになったらしいがそこが騒がしい。沢山の人でいっぱいだった。俺はそこにいる一人に聞いた。
「何があったんですか?」
「それが三大龍が何処かに消えちまったらしいんだ」
「え........」
俺はその言葉に唖然としてしまう。天龍はあの時死んだ筈だ。自力で逃げる筈がない。ということは、誰かが持ち去ったということだ。
俺はそこで冥王の言葉を思い出した。
『世界が滅ぶ』
その言葉の前触れとしか思えなかった。
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