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神は俺の意見にちょっと反論してきた。
「僕は君の意見に反対するわけじゃないけど、それは難しいんじゃないかい?君、前世で一つのことも続けられなかったじゃないか」
確かにそれを言われると何も言えなくなる。俺は前世で毎回言い訳をして止めていっていた。けど、今回は違う。
だから俺は神に、
「なあ、イルイラ。俺と賭けをしないか?」
「条件を聞いてからだね」
若干イルイラは前のめりになった。
「俺が、もし15歳までに魔法剣士の夢を諦めていたときがあれば俺の負け。俺が続けられたら俺の勝ちだ。勝った方は負けた方になんでもいうことを1つ聞くってのはどうだ?」
神は面白そうな笑顔で、
「いいよ。面白そうだし。おっと、そろそろ君が起きるね。今回はこれで終わりだ」
「そうなのか。じゃあな」
そうすると、段々と意識が遠のいていった。
最後にイルイラが一瞬寂しそうな顔をしたことは誰にも分からなかった。
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