第3話 なんとかなるわ、身替わりデビュー!!

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「へぇ~なかなかいい感じやん?」 手に取りながら感触を確かめる。 日本の瓦と、あんまり変わりないなぁー 久々やから、ワクワクするなぁ~♪ 「かおる様・・・」 「龍月殿・・・どうしましょう・・・?」 うちが心配なのか、龍月と伯龍が側に来る。 それとは別に、変わら割のセッティングをしていた召使っぽい男が言った。 「あの~、ご用意が・・・」 「出来たか?」 見れば、瓦が10枚ほど重なっていた。 「うーん、これがうちの割る分かぁ~」 「はい。強さを見せると申されるなら、これぐらいは・・・」 うちのぼやきに、司馬高がどこか嬉しそうに言う。 目だけで見れば、司馬高をはじめとしたほとんどの家臣が、ニヤニヤしながらうちを見ていた。 「全員、いい加減になさい!」 それで、呆然としていた龍月がきつい声を出した。 「司馬高殿、みな様!!あなた方の態度は、家臣たる態度ではない!!」 (大丈夫や、龍月。うちもそう思ってるから。) 心の中でうなずけば、ムカつく顔で司馬高達は言う。
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