第3話 なんとかなるわ、身替わりデビュー!!

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「なにをおっしゃる、左将軍。我らは、ご命令されたので用意しただけです。」 「司馬高殿の言う通りです。出来ると申 されたのは、皇太子様の方ですぞ。」 「こちらを非難するのは筋違い。」 「だからと言って、この枚数は嫌がらせではないか。」 「ええよ、龍月。」 「かおる様!?」 龍月の立場が悪くなるのは良くないので言った。 「そんなん、口にせんでもわかってるわ。」 相手にするのも、馬鹿馬鹿しいので止める。 次の行動に出る。 「よいしょ!」 ゴトゴト! 「「「「「え!?」」」」」 うちの失敗を期待する奴らの前で、瓦を追加する。 「かおる様!?」 「ふ、増やすのですか!?」 「当たり前や!」 (うちの力なら、もっとたくさん割れるはずやもん!) 〔★かおるは自分でハードルを上げた★〕 驚く龍月と司馬高に、喧嘩を吹っ掛けた男の方を見ながら言った。 「たく・・・司馬高、お前らなぁ~」 ポキポキと拳を鳴らす。 そして、すーはーと深呼吸をしてから、利き手を振り下ろした。 「――――――――――――――――――つまらんことすなぁぁぁあ!!」 バーン!! ガチャガチャガチャ! メキメキ! 「「「「「ひいい!?」」」」」 「チッ!もう2、3枚乗せてもよかったか・・・!?」 渾身の一撃は、瓦だけでなく、床まで突き抜けた。 〔★会心の一撃、瓦以外も破壊された★〕
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