第3話 なんとかなるわ、身替わりデビュー!!

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「ゆ、床ごと瓦を叩き割った!?」 「うそだろう!?あの病弱な若様が!?」 「司馬高や思ってカチ割ったった!」 首をかたむけながら言えば、名指しした相手がビクッと身体を震わせる。 木造の床をぶち抜いた利き手を引き上げ、薫を馬鹿にした男の側まで寄りながらささやく。 「・・・コラ。善弼はおのれが考えてるような小物ちゃうで?」 「あ・・・いえ、私は~」 「龍月のこともコケにしてくれたな?表に出るか・・・?―――――――――ああん!?」 「―――――――――ぐぇえええ!?」 怒りに任せ、胸倉掴んで持ち上げる。 5人の兄ちゃんに鍛えられこともあり、これぐらいの肥満体、片手で持ち上げるのは簡単や。 「わー!?皇太子殿下!?」 「お、落ち着いて下さい!」 「暴力は、よくなー!」 「じゃかぁしいわっ!!」 それで周りがどよめいたがどうでもいい。 怒鳴りつけて黙らせる。 司馬高が目を見開いて足をばたつかせるが、そんなの関係ねぇ・・・! 「ひっ!お、お許しを!誤解です!私は、皇太子殿下のためを思って~」 「ほな、覚えとき。和国のことは皇太子である余が収める。お前も和国の家臣なら、よその国に浮気せんと、一途に主人に仕えんか!?」 「す・・・すみません・・・!」 「ほかのもんもや!」 釘を刺す意味でドヤした。 「よその国に任せよういうなら、いてこますぞ・・・!?」 司馬高を床に叩きつけながら告げる。 「「「「「「「ぎょ、御意っ・・・・!!」」」」」」」 それで目を白黒させつつも首を縦に振る家臣達。 (あーよかった!話せばわかるやないのぉー♪) これで、問題1つが解決やな♪ 〔★かおるは腕力で解決した★〕
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