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「私は、ずっと前から隼斗が好き。」
「はぁ!?」
「隼斗が先輩を好きになる前から、ずっとずっと好
きだった・・!・・・で、私を振って!隼斗。」
「・・・!?」
「隼斗は、先輩のことが本当に好きなんでしょ?何
なら、私を今すぐ振って。私、この気持ちにけじめ
をつけたい!だから・・・!!隼斗もその気持ちを
隠さず、先輩に伝えに行って…!」
すると、その言葉に隼斗と初めて目があった。
私は、さっきの涙が 嘘かの様に思えるくらい笑顔
で微笑んだ。
何もかもが吹き飛ぶような、とびっきりの笑顔で。
「隼斗前に言ってくれたことあるよね?私の笑顔を
見るとやる気がでて、元気になるって・・・。」
「・・・あぁ。そんなことも言ってたな・・・。」
「・・・もし、断って後悔しない?隼斗はそれで、
本当に納得する?」
「・・・。いいんだよ。これで。」
私は、隼斗の頬を両手で叩いた。
「強情なお口だね!?なんで素直にならない!?私
は伝えたよ!?何自分だけ逃げようとするの!?」
「逃げてなんか・・・!」
「逃げてるじゃない!それなら、先輩が隼斗に勇気
をだして告白したことの方がよっぽどカッコいい
よ!!」
「!? 」
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