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「うん…最後にひとつだけ聞いていい?瑠璃亜。」
瑠亜璃はすがるような目で瑠璃亜のことを見つめた。
「ええ、いいわ。その代わり、たっくさん生きてね。天国で待ってるから。」
「ありがとう!瑠璃亜!あのね、瑠璃亜、天国ってどんなところ?」
「うふふ。とってもたのしくて、とっても最高な場所よ。
…じゃあ始めましょうか。」
ミカエラは深呼吸を1つすると、杖を瑠亜璃の方に向け、初めて愛を送った。
『愛の女神の天使、ミカエル・ラウドルップが命じる
我が命に従い、天野 瑠亜璃に愛を芽生えなさい!
フローラル・アワー!』
ミカエラは愛を送るのは初めてだったのに、まるで天から降り注ぐようにこの言葉を言った。
ミカエラが瑠亜璃に愛を送ると、瑠亜璃の周りにピンクの煙が立ち上った。
…煙が消えると瑠亜璃は外見は何も変わってないのに、何かが変わった。
何かは分からないまま、夜が過ぎてしまった。
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