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それからというもの、俺と千晃には見えない壁ができてしまった
鬱陶しがられるほど何をするにもいつも千晃の側にいたのに
西「 千晃おh 」
伊「 ねーねー、秀ちゃーん 」
やっぱり一番に目に付くのは千晃で、目が合ったと思ったら逸らされて秀太の元へ行き
あからさまに避けられてるのがわかる
西「 はぁ、俺なんかしちゃったっけ… 」
宇「 おはよ、珍しく遅刻してないと思いきや…来てそうそうめちゃくちゃブルーなオーラ放ってどうした(笑)」
ストレッチをしていた宇野ちゃんが俺の横に来て
西「 うのみーうのみー、俺は千晃に嫌われるほどのことしちゃったのかな?」
宇「 あー、なんか最近2人がよそよそしいのはみんな気づいてる。けど、なんで千晃がにっしーを避けてるかなんて知らないよ?」
そう言って宇野ちゃんはストレッチを再開させた
西「 えー、なんでよ。うのみは千晃と抜群に仲良しじゃん、知ってんでしょ?ちぃちゃんが不機嫌な理由… 」
宇「 …そんなの、知ってても教えるはずないじゃん(笑)こればかりは2人の問題なんだから~ 」
西「ぁー!知ってんだろ!教えろよー!」
そう言ってこちょこちょをして無理矢理でも聞き出そうとしたけど
宇「 アハハハハッ…ちょ、やーめろ!自分で考えなさい!!」
考えてるよ、俺だって毎日避けられてる理由を捜してる
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この時、千晃が俺と宇野ちゃんのやり取りを見てるなんて知らずに
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