公園で

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 すると、歩き出そうと僕に背を向けていた彼女は振り返って、笑った。小さく手を振って、そして口を開く。  「お元気で。じゃあ、また」  彼女は言い終えると僕にくるりと背を向けて、今度こそ反対側の出口へと歩いて行った。  その後ろ姿に、僕は手を振り、小さく呟いた。  「ありがとう。じゃあ、また」
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