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生き残った他の神を探した。この周辺しか残ってなかったのに割と生き残りがいた。
神は八柱残っていた。だが意識を失い良くわからなくなっていたりまたは消えかかったりとまともに戦えそうな神はいなかった。
ただし、一柱だけとてもやる気に満ちた神がいた。
愛という概念から生まれた神だった。消えかけているにも関わらず何故それほどやる気に溢れているのか木嶋は尋ねてみた。
『だって人と神の間で愛が生まれたのよ?これで私がやる気にならなかったら私という存在そのものが嘘になっちゃうわ』
ぼやけて輪郭しか見えない愛の神は、耳に残らないで頭に残る不思議な声で木嶋達を祝福するように喜んでいた。
そんな愛の神にカミサマは自分の全ての力を渡した。
たとえ力を渡しても、想いだけは残り続けると知っている。だから力に未練は無かった。
そしてそのまま愛という概念から生まれた神様は、争いという概念から生まれた神様と戦いに行った。
結末は知らない。木嶋もカミサマもこちらの世界に残ったからだ。
だが、今世界が残っていて、そして急速に世界が戻っていっていることから結果はわかった。
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