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告白されて一週間がたった。
何事もなく普通にただ楽しく過ごしていた……そう
思っていた。
私は、彼氏と一緒にお昼ご飯を食べようと探しに行
った。
その時、校舎裏に向かうのが見えたので私はその後
を追った。
「あいつまじで信じらんねぇ!」
その言葉に、私の足は止まった。
「告白したらさ、めっちゃ浮かれてんだよ!まぁ、
すぐふってやるけど!ゲームだから!」
……ゲーム?
何を言ってるのか分からず、私の頭の中ではその言
葉が過る。
「あいつを泣かせればいいんだろう?なんか、最近
面白いことなかったからつまんないし。こういうの
も、いいな!」
夢なら覚めてほしい。
私のことが好きっていうのもすべて嘘なんだ
と……。
そして、それをゲームとして楽しんでる…。
私は、一歩後ずさりすると枝を踏み、音をたててし
まった。
そして、今まで温かな目で見てきてた彼氏さえ、目
つきが変わり恐ろしいくらい冷たい目で私を見てき
た。
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