【R18】感傷の夜(クラウル)

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 ゼロスも辛そうに眉を寄せる。その表情を精悍だと思うあたり、クラウルも随分溺れている。 「こんなに誘い込んで、そんなに俺のは気持ちがいいですか?」 「あぁ、気持ちがいい。もう、手放せない…」 「では、これからも貴方を気持ち良くしてさしあげますよ」  満足そうに微笑むゼロスとピッタリと体を寄せて、徐々に深く早くなる鼓動を分け合っていく。これだけで十分に満たされて、全てを委ねてゆける。  やがて互いにグチャグチャに混じり合うように激しく求め合い、深い部分に放たれた熱を受け止めていく。  それでもまだ欲しい気持ちはどこかにあって、互いに見つめ合い抱き合いキスをして行くうちに二度、三度と欲望のままに抱き合っていった。
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