僕の扉が開いた

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津下は2年の時だけ同じクラスだったんだけど、 大抵一人でいることが多かった。 写真部だったこともあってかちょっとオタクな印象を持たれがちでなかなか皆と馴染めなかったようだ。 それでもなぜか僕とはウマがあったようで3年でクラスが別れてからもわざわざ隣の僕の教室に来ていたほどだった。 もしかしたら僕も変り者に見られていたのかもしれないけど自分じゃわからないから何とも言えない。 「アハ、 それってほめてるの?」 「いや、 俺も心配してたんだぜ?だってなんか変に男臭い二人とつるんでたから倉持ってホモなんかなって。 いや、 結構倉持ホモ説流れてたから」
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