僕の扉が開いた

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「まぁいいや。 とりあえず元気で何よりっ選り取り見取りってやつだなっ」 「いやいや意味わかんないし。 とりあえずまたね」 「おうっ」 こうして前田とは問題なく別れた。 一瞬焦ったところもあったけど、 セイのフォローのおかげでうまく切り抜けられた。 「いやぁ助かったぁー。 セイちゃん、 ほんとありがとー」 僕はセイの手を両手で握りながら言った。 特に変な意味はなく、 ただただ感謝と安堵の気持ちでいっぱいだった。 「良かったっ。 なんとなくだけどコーちゃんってウソつけない感じだから返しが出てこないかなって思って。 だってゲイネタって慣れないと返せないもんね。 セイもそうだったから」
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