僕の扉が開いた

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僕らはしばらくぶらぶらした後カラオケに行った。 セイの方がひとつ年上で年代は同じなんだけど、 ジャンルが違っていたこともあって知らない歌も結構あった。 でも、 どんなに知らない歌でもセイが歌っているだけで素敵に聞こえた。 彼の歌声は不思議な魅力があって、 第一声を聴いた瞬間に引き込まれてしまった。 友達とカラオケに行っても聴き入るということは殆どないけど、 僕は彼の歌声をただただずっと聴いていたいと思った。 もちろん、 僕が彼に好意を抱いているからというのもあるかと思うけど、 その感情を抜きにしても聴き入ってしまうだろうと思った。
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