僕の扉が開いた

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「アハ、 コーちゃんか。 やっぱセイちゃんってかわいいね」 僕が笑いながら言うと彼は急に抱きついてきた。 彼からはほのかに良い匂いがした。 僕も抱きしめ返したいような気持ちになったけど緊張して苦笑いでのけぞってしまった。 すると彼はそんな僕の反応にすぐに離れた。 「もーっ、 コーちゃんがかわいすぎるから思わず抱きついちゃったじゃんっ。 でも、 嫌な時はちゃんと嫌って言ってね。 いつもの癖がでちゃうから」 「あっ、 いや、 別に嫌じゃないよ。 むしろかわいいなって思ったくらいだから」
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