最後の晩餐

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「それが、 わしは新月の日しか遠征ができなくてのう。 それで今日か来月かとなれば、 大御神様の命である以上早めに行かねばならぬと思っての」 「何とも真っ直ぐな性格の月読様らしい」 豪勢で真心ある保食のもてなしに月読達は大いに喜び楽しんだ。 日が暮れる頃には皆酔っ払ってしまい、 寝入る者も出始めた。 「いやはや、 今日は本当に楽しかった。 保食殿、 ひとつ尋ねたいことがあるのだがよろしいか?」 「はい、 なんでしょう」
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