0人が本棚に入れています
本棚に追加
「それが、
わしは新月の日しか遠征ができなくてのう。
それで今日か来月かとなれば、
大御神様の命である以上早めに行かねばならぬと思っての」
「何とも真っ直ぐな性格の月読様らしい」
豪勢で真心ある保食のもてなしに月読達は大いに喜び楽しんだ。
日が暮れる頃には皆酔っ払ってしまい、
寝入る者も出始めた。
「いやはや、
今日は本当に楽しかった。
保食殿、
ひとつ尋ねたいことがあるのだがよろしいか?」
「はい、
なんでしょう」
最初のコメントを投稿しよう!