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第一章 妖精郷
第1話 転生妖精 爆誕
あれからどれくらい経ったのだろうか。廃棄されたビルの中で簀巻き放置なんてされていたから、明確な時間とか全然把握出来ていなかったし。母よ、貴方の代わりに残った借金は、私が耳を揃えて全部返して置いたよ…………内臓ほとんど抜かれた挙句、簀巻きでドラム缶にコンクリート風呂だけどさ。
「あー……眠いなぁ……お腹空いたなぁ……」
多分次寝たら死ぬだろうけど、人間の三大欲求には叶わない。眠って死ねるなら苦しまないだけ楽だと思い、
そっと目を閉じることにした…………
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