第二章 冒険者になってみた

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第二章 冒険者になってみた

             第8話 発見、最初の人間と街 「見つからなーい!」 「こんなに草原が広いとは思わなかったね……参ったなぁ」  私達は、未だ草原を抜けられなかった。かれこれ丸2回太陽の昇り降りを繰り返しているのに、これは流石に危機を感じる。はてさて、どうしようか。やることが歩くだけだと暇になってくる。アリーナも肩の上でゴロゴロしてるし。あ、落ちた。 「しょうがない。最初からやるのもあれだったんだけど…」  私は、妖精魔法を使って魔力の感知を始めた。イメージは自分を薄く広げていき、その中に入った魔力の塊を感じるようにする。 「……よし、出来た。アリーナ、今日中に街に入ろう。もう少し頑張って」 「あーい♪」  うん、今日も天使。
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