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日曜日私は夏実がいたアパートへ向かった 近所の人に聞くも誰も知らない 夏実の携帯は解約され 連絡は断たれた 夏実何処にいるの? それから月日は流れ 翔梧は大学へ合格し東京へと行った 月1は帰って来てたので その日に遊んだりした その距離感が居心地良かった 更に月日は流れ紗菜先輩も高校を卒業し これで接点は無いと思った 咲里の情報では紗菜は中学卒業前に母親を亡くしてると聞いて父親は居ないと 祖父母の元で育てられた紗菜だった 私も3年になり 進路は専門学校に決めていた 咲里はテニスでの努力が認められ メキメキと腕を上げ 大学は特待生と話は進んでいる 後1年 専門学校に合格したら 私も東京だ 翔梧もそれを待ち望んでる その為に必死に勉強した 弟の陸は更に力を発揮し 大学目指し頑張ってた そんなある日無言電話が鳴った 公衆電話から… (誰だろ…) (ただいま…ハァ) (どうした?溜息ついて) (何か…後つけられてる感じして) (え?ストーカー?) (さぁ…) (要心の為 塾の時はお母さんの迎えがいいよ) (大丈夫だよ 姉ちゃん知らないだろ?俺格闘家) (はぁ?服脱いで 早く服!) (ね 姉ちゃん…姉弟でイヤン) (バーカ あんたの肉割れだよ) (ただいま~今から夕飯作るから空 手伝って) 弟が手伝えと目で追いやる (はーい!陸洗濯物取り入れな フフフ) (あ!塾からの△○#しないと) (日本語ちゃんと遣いなー) 我家の夕飯時は 賑やかです 父親のしょうもないダジャレにも笑いが必用 さて 私が目指す専門学校は経理 就職率いいかな?だけの目的 翔梧は法学部で学んでる いずれ弁護士なるのかな? 更に 更に…時は流れた 私は専門学校に合格 家を出てアパートへ 本当は通える距離 二時間弱…運賃など考えるとアパートかなって 近くでバイトも見つけたし 翔梧との距離は電車で30分 だし 咲里は文句なしの大学へ 夢はいっぱいな生活がスタートした
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