第2章 学生時代

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(ただいま) (お帰り 後から少し出かけてくる カレー出来てるから) (ありがとう あ!お父さんとこ言ったんだってね 喜んでたわよ) (顔見せないとね 明日は快気祝いしないと) (お寿司でもとろうか?) (本当?じゃお腹すかせとこっと) 7時頃私は家を出た 数分もしないうち翔梧はやって来た (懐かしい 空の家何年ぶりだろ) (確か 高校卒業前だから…2年?) (何処に行こうか) (近くでいいよ 車いつ買ったの?) (去年かな こっち帰って来るのにね) (……) 明らかに車の中は 彼女がいる感じがした 男性経験ない私にもわかる 車は公園の空き地に停まった (翔梧くん彼女出来たの?) (……空 ごめん) (そっか 仕方ないよ 私も忙しくしとし 中々会えなかったしね 同じ大学の人?) (違うけど 確か空と同じ高校じゃないかな?) (え~誰?私が知ってる人?) (空より一つ上かな ゴーコンで知り合ったんだ 仲間が行こうと 穴埋め?近くだと分り話盛り上がってさ) (紗菜さんね 同じテニス部だったから知ってる ) (え?俺紗菜って言った?) あ!しまった これが私のいけない所だ (ごめん 昨日Facebook見てたら翔梧くんが出てきて つい見てしまった) 正直言うしかない 撃沈 (そっか Facebookするつもりなかったけど 紗菜がやろうよって まっそんな感じ あまり更新してないけど) (そっか…) 話が続かない (じゃ 私帰るから 彼女と幸せにね もうFacebookは見ないから 安心して ) (…送って行くよ) (大丈夫 歩いて帰るから 運動不足だから じゃ~ね バイバイ) 何故だろ 涙が出る 翔梧は歩く私の横をゆっくり走らせて行った 私の恋心にさようなら。
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