第2章 学生時代

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翌日母はパートへ出かけ 陸も部活に出かけた 父はソファーに座り新聞を読んでいた (おはよう~) (お!おはよう) (実は 話なんだけど) 読み掛けの新聞を閉じる父 (単刀直入に聞くね お父さん浮気してる?) (はぁ?プハハハハ浮気?何でそうなるの?) (実はさ陸が お父さんと知らない女の人が親しげに話てたって) (…見られてたか) (え?じゃお父さんやっぱり) (違うんだよ あの子は知り合いの娘さんで) (知り合いって?) (話せば長くなるが ) 父が語ったのはこうだった まだお父さんが若かった頃の話だけど ある女性と付き合ってて お母さんと知り合う前ね 2年くらい付き合ったかな…向は結婚を希望してたが お父さんはその人とは…何と言ったらいいかな?気が合わないと言うか 同じ会社の人だった 同期だったんだ 周りからは結婚するんでしょ?って勝手に話が進み 怖くなったんだよね で別れを告げたが 全く聞耳もだず 会社には移動願いを出し 本社を離れたんだ その時お母さんと知り合って お母さんは百貨店で働いててね 調度ネクタイ買いに行ってさ 勧められたネクタイをしたら営業が上手くいくんだよ 不思議な事に それで 昨日のネクタイはビックリしたんだけどね やっぱり親子だなって 何度かネクタイ買いに行くに連れ親しくなり お母さんに一目ボレかな? (あの…お母さんの馴初めはおいといて) (あ…ごめん でっ!その娘さんがお父さんに言うんだ あなたの子供ですって) (え!!!!!意味判らない どう言う事?) (良く分からないが 別れた後 数か月経ってたかな お腹大きくなってて あなたの子供ですって いきなり表れて ビックリしたよ お父さんの子供じゃないのは確かだ) (お母さん知ってるの?) (知ってる お母さんと付き合ってる頃 いきなりアパートにやって来て 私の主人に何するの?って もう修羅場もいいとこ) (凄く怖いんだけど) (で お母さんは別れを告げられるし…散々だった) (その女性より お母さんが遠くになるのが辛くてさ その後警察に相談 あまり聞いてもらえなかったけど) (陸が見たのは その女性の子供か) (前に南村って話なったよね 覚えてる?) (はぁ?その南村って 紗菜?) 頭が混乱する私だった。
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