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(娘の会社勤めは 最初は反対だったんです でも 夫が世間も必用だと 大学卒業し夫の知り合いの会社へお願いして それであなたと知り合ったのかしらね あの子は今まで誰とも付き合った事なく 初めての彼氏さんで 相当舞い上がってました
そんな時彼氏を連れて来るからって 結婚するからと しかしあなたを連れて来るも 結婚の話は出ない 夫が振った事ありましたよね？あなたはキョトンとした顔してた…変だなとは思い でもその後も交際してるみたいだったから いずれはと思ってました しかしその後は付き合ってなかったんですよね？聞いたんですよ あの子と仲良くしてた娘さんに…それから３ヶ月ばかりこの家を出たんです 会社も辞めて 帰って来た頃はお腹に子供がいると 相手は倉崎さんだと言って
多分貴方と同じ血液型の人を捜し 多数の人と関係をもったと思われ 生まれた紗菜にパパそっくりだねとか 紗菜のパパは倉崎さんよ と言ってました
紗菜が物心ついた頃は パパは紗菜とママを捨てたんだよ 可哀想な紗菜ちゃん といつも泣いてました
一度言った事があるの 紗菜のパパは天国に行ったって でも紗菜は…パパは生きてる倉崎パパだもん 絶対会いに行く ママが会って来てって言うから 母親とそっくりで聞く耳もってなくて それから紗菜が中学の時だったか 母親が亡くなって 遺書には貴方のご家族が書かれてありました 本当にごめんなさい )
背筋が凍り付く私だった
(あの子は精神疾患で 入退院を繰り返してたんです それを紗菜はずっと見て育ちました )
(父の子供じゃないと言う証は…DNAしかないですね お祖母さん紗菜さんは帰宅する事ありますか？)
(もう帰る事は あの子は母親の保険金全てを受取り出て行きました)
(…そうだ紗菜さんが使ってたブラシありますか？)
髪の毛だ TVで見た事ある
(ブラシ？探してみるけど ちょっと待ってて)
福祉の人が紗菜さんの部屋に行くも 何も残ってなかったと言われた
(すみません ありがとうございました)
私たちはお礼を言って屋敷を後にした
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