第3章 大人になる時

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お風呂から上がると翔梧はTVを見ていた (何凄く色っぽいな…空) (えー?そう?) (そんなに髪アップ見た事ないし) (あ!昔の花火大会以来だね) (空…キスしていい?) (翔梧くん もう直ぐ夕飯来ちゃうよ) (キスだけ) (失礼します) 咄嗟に離れる二人 絶対バレてる…中居さんの顔が 豪華な夕食を囲み 美味しいお酒をのんで微酔い気分な私 二時間過ぎると後片付けに来た中居さん その後布団が引かれた (じゃ…おやすみなさいませ) (やっと二人になれたね) (翔梧くん…) (…翔梧くん 私初めてで怖い) (大丈夫 怖くなんかないよ空) 翔梧がゆっくりと浴衣を脱がした どうして良いのか分からず でも何だか気持ちいい 何の?この感じ 私は思わず声が漏れた (空…好きだよ 愛してる) (翔梧くん…あぁ 私も好き) ゆっくりと翔梧くんが入ってくる 痛い…凄く痛い でもそれが快感に変わる (あぁ…気持ち…) 私は途中で気を失ってしまった (空 空大丈夫?) (え?私どうしたんだろ) (空 凄く良かったよ ) (翔梧くん…私) (あ…また空を抱きたくなった) (翔梧くんのエッチ フフ) それから二時間あまり一眠りした後 また翔梧くんと重なった さっきの痛みはなく 激しく抱き合ったのだ セックスがこんなだとは生まれて初めて知った (最初が翔梧くんで良かったよ) (じゃ…ずっと俺だけな!) (うん そうする) 私たちはその後 ぐっすり眠った 朝8時に目覚めた二人は 朝食の広間へ向かった 旅館を出たのは10時 (明日からまた仕事だね) (俺は頑張れる 空がいるから) (私も) 自宅に着いたのは1時を過ぎていた (ただいま) (お帰り お昼は?) (あ…いい あまり食べたくない) 部屋にいき 寝ようと思ったと同時に 両親の顔見るのが恥ずかしかったのだ 明日から一週間が始まる しかし何かが崩れ始めて行くのを その時はまだ知らなかった
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